2019年9月21日土曜日

オリックスのハンドブック:イランの無人機(一覧)


著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ

 イラン・イスラム共和国は世界でもいち早く無人戦闘航空機(UCAV)を運用し始めた国の一つであり、1980年から1988年まで続いたイラン・イラク戦争の時点でUCAVを投入しました。

 最初の無人兵器は最大で6発の「RPG-7」用擲弾を発射可能な無線操縦式の「モハジェル-1」でしたが、イランの無人兵器は今やアメリカの「RQ-170 "センチネル"」のコピーやPGM(精密誘導爆弾)を搭載した(ステルス)UCAV、高精度を誇る徘徊兵器までに拡大しています。これらのタイプの無人機は既存の航空戦力をますます効果的に代替するための土台となるものであり、こうした事実はイラン製無人機の顧客が増加しつつあることからも見過ごされることはないでしょう。
 
  1.  このリストの目的は、イランが現時点で保有している無人機(UAV)とその武装を総合的に網羅・可視化することにあります。
  2. リストの簡素化と不必要な混乱を避けるため、当リストにはイランの防衛産業に関係がある軍用無人機か、少なくとも何らかの形で実用化される見込みのある軍用グレードのUAVのみを掲載しています。
  3. アポストロフィ内の部分の名前は、他の呼称名や非公式の名称です。
  4. 各無人機で疑わしい性能が存在する場合には、名称の後に 「~とされる」と追記しています。
  5. 名称は可能な限り日本語化しますが、やや不明な場合は英字と併記します(読み方不明のは英字のまま記載)。
  6. 各無人機の名前をクリックすると当該無人機の画像を見ることができます。


無人偵察機(現用機)

無人偵察機(試作


無人戦闘航空機(現用機)


無人戦闘航空機(試作)



(徘徊兵器を含む)自爆突入型無人機(現用)


(徘徊兵器を含む)自爆突入型無人機(試作)


無人標的機



垂直離着陸型無人航空機


イランに鹵獲・回収された外国製無人機


※ この記事は2021年10月22日に本国版「Oryx」(英語)に投稿された記事を翻訳した 
 ものです。

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