著: シュタイン・ミッツアー と キャリブレ・オブスキュラ
2022年2月以降、イギリスはウクライナに46億ポンド(約8,515億円)以上の軍事援助を約束しています。
- 以下に列挙した一覧は、2022年からのロシアによるウクライナ侵攻の最中にイギリスがウクライナに供与した、あるいは提供を約束した軍事装備等の追跡調査を試みたものです。
- 一覧の項目は武器の種類ごとに分類されています(各装備名の前には原産国を示す国旗が表示されており、末尾には供与された月などが記載されています)。
- イギリスの武器供与に関する機密性のため、表示している数量はあくまでも最低限の数となっています。
- この一覧には、個人や団体などがイギリスの防衛企業から調達・ウクライナへ寄贈した兵器類は含まれていません。
- この一覧はさらなる軍事支援の表明や判明に伴って更新される予定です。
- 各兵器類の名称をクリックすると、当該兵器類などの画像を見ることができます。
空中発射式巡航ミサイル
- MBDA「ストーム・シャドウ」空中発射式巡航ミサイル [2023年5月以前に引き渡し](「Su-24」戦闘爆撃機用)
地対空ミサイル (600+ ミサイルと数十台の発射機)
対艦ミサイル
- AGM-84"ハープーン" (ミサイルのみ) [2022年6月] (沿岸防衛ミサイルシステム用)
ヘリコプター(3)
- 3 ウエストランド「シーキング」 [2023年1月]
地対空ミサイル(SAM)システム (3+ 発射機)
- 6 ストーマーHVM(「スターストリーク」SAM搭載装甲車) [2022年4月]
- ''僅かな数の' スパキャット「コヨーテ」高機動車ベースの「ASRAAM」SAM発射機 [2023年8月以前に供与]
対空砲 (125)
- 125 対空砲 [2022年/2023年]
多連装ロケット砲 (14)
- 14 M270B1 227mm MLRS [2022年7月以降に供与]
自走砲 (52)
- 20 M109A4BE 155mm自走榴弾砲 [2023年1月] (ベルギーの防衛企業から調達)
- 32 AS-90 155m自走榴弾砲 [2023年4月以降に供与]
牽引砲 (54)
- 54 L118/L119 105mm榴弾砲 [2022年7月以降に供与]
戦車(14)
- 14 チャレンジャー2 [2023年3月以降に供与]
装甲(戦闘)車両(70)
- 23 FV107 "シミターMk II" 偵察戦闘車 [2023年8月]
- 47 戦闘・兵站車 (「CVR(T)」を含む) [予定]
装甲兵員輸送車 (220+)
- 35 FV103 "スパルタン" [2022年6月]
- 40 FV104 "サマリタン" [2022年10月以前に供与]
- 46 M113A1 [2022年後半] (ベルギーの防衛企業から調達)
- 100 装甲兵員輸送車 (「FV430 "ブルドッグ"」を含む) [予定]
MRAP:耐地雷・伏撃防護車両
- 「ウルフハウンド」 重戦術支援車 [2022年5月](供与された80台のAFVの一部)
- 「マスティフ」防護警戒車 [2022年6月] (同上)
歩兵機動車
- 「ハスキー」戦術支援車 [2022年6月](供与された80台のAFVの一部)
車両(133)
- 13 バブコック・インターナショナル「トヨタ・ランドクルーザー300(防弾仕様)」 [2022年]
- 120 補給車両 [同上]
工兵・支援車両等
- CRARRV 装甲回収車[2023年3月]
- 地雷除去装備 [2023年4月以前に供与]
- 架橋用機材 [同上]
携帯式地対空ミサイルシステム (MANPADS)
- タレス「スターストリーク」 [2022年3月]
- タレス「マーレット」軽量多目的ミサイル (LMM) [2022年4月以前に供与]
対戦車ミサイル (ATGM)
- 数百発 '' 射程200km級の徘徊兵器'' [2022年/2023年]
無人偵察機
- 850+ プロキシダイナミクス「ブラックホーネット」 [2022年10月以前に供与] (ノルウェーと共同で供与)
- 数百機 ''無人航空機'' [2023年前半]
輸送用ドローン(少数)
- マロイ・エアロノーティクス「T150」 [2022年10月以前に供与]
電子戦装備
- ''電子戦装備'' [2022年5月 または 6月]
- ''GPS妨害装置" [同上]
- 対ドローン用電子戦装備 [2023年前半]
レーダー
- サーブ「アーサー(マンバ)」対砲レーダー [2022年9月 または 10月]
- 対ドローン用レーダー [2023年前半]
弾薬
- 30,000,000 小火器用の弾薬 [2022年/2023年]
- 300,000+ 122mm, 152mm 及び 155mm砲弾 と 122mmロケット弾 [同上]
- 数千発 120mm粘着榴弾 と 劣化ウラン弾 (「チャレンジャー2」用) [2023年]
- 対空砲用の弾薬 [2022年/2023年]
- 4.5トン プラスチック爆弾 [同上]
- 相当数「M31A1 "GMLRS"」精密誘導ロケット弾 [2022年以降に供与] (「M270B1」及び「ハイマース」用)
- 2,600 ラファエル「マタドール」対構築物用ロケット弾発射器 [2022年4月]
- 数百発 レイセオン「AMRAAM」空対空ミサイル [2022年10月 または 11月] (「 NASAMS」及び「コヨーテ」 HMTベースのSAM発射機用)
- 84,000 ヘルメット [2022年]
- 8,450セット ボディアーマー [同上]
- 25.000セット 極寒地用被服[同上]
- コンバット・ブーツ [同上]
- 5,000 暗視装置 [同上]
その他の装備品
- 予備部品及び各種装備(最大100台のソ連製戦車及び歩兵戦闘車のリファビッシュ用) [2023年]
- 測距器 [2022年]
- 20,000 寝袋 [同上]
- 150 断熱テント [同上]
- 医療物資 [同上]
- 地雷探知装備 [2022年/2023年]
[1] Military assistance to Ukraine since the Russian invasion https://commonslibrary.parliament.uk/research-briefings/cbp-9477/
※ この記事は2022年4月11日に本国版「Oryx」(英語)に投稿された記事を翻訳したもの
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