2022年9月14日水曜日

再び燃え上がる戦火:2022年アルメニア・アゼルバイジャン国境戦争で両軍が喪失した装備(一覧)


著:ステイン・ミッツァー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo

 (中央ヨーロッパ時間の)2022年9月12日にアルメニアとアゼルバイジャン間の紛争が再び勃発しました。双方が砲撃を行った結果、これまでに双方で100人以上もの兵士が死亡しています。

 アゼルバイジャン軍は国境にアルメニア軍の地雷が敷設されたと非難した後に攻撃をしたとする一方で、アルメニア軍はアゼルバイジャンによる大規模な挑発行為の一環として国境にある複数の町が砲撃されたと発表しました(注:情勢を踏まえるとアゼルバイジャン側が事前に大規模な攻撃準備をしていたと判断して差し支えないでしょう)。

 アゼルバイジャン側はアルメニア軍の陣地を攻撃するために「バイラクタルTB2」無人戦闘航空機(UCAV)を活用し、これまでに「ハロップ」などの徘徊兵器と共に2つの「S-300PS」地対空ミサイル(SAM)部隊の関連装備を含む多数の兵器や装備類を破壊しています。

  1. 当記事は、2022年9月14日に当ブログのオリジナル(本国版)である「Oryx-Blog(英語)」で公開された記事を翻訳したものです(翻訳者は一覧の精査には関与していません)。
  2. 2022年9月12日から続くアゼルバイジャンによるアルメニアへの攻撃で勃発した戦闘で撃破されたり、鹵獲された両陣営の兵器類の詳細な一覧を以下で見ることができます。
  3. この一覧は、写真や映像によって証明可能な撃破または鹵獲された車両や装備だけを掲載しています。したがって、実際に失われた兵器類は、ここに記録されている数よりも多いことは間違いないでしょう。
  4. 建物や陣地などの軍用施設の損失はこの一覧には含まれません。
  5. この一覧は、各種情報を精査して確実と判断したものだけを掲載しています。したがって、後で誤りや重複が判明したものは適宜修正されます。
  6. 各兵器類の名称に続く数字をクリックすると、破壊や鹵獲された当該兵器類の画像を見ることができます。
  7. この一覧については、資料として使用可能な映像や動画等が追加され次第、更新されます。
  8. 当一覧の最終更新日:9月15日午後2時15分(本国版は9月15日午前6時27分ころ


アルメニア側の損失 (21, このうち撃破:20, 鹵獲:1)


牽引砲 (4, このうち撃破: 4)


地対空ミサイルシステム (4, このうち撃破: 4)


レーダー (3, このうち撃破: 3)


トラック等の非装甲戦闘車両 (10, このうち撃破: 9, 鹵獲:1)


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