- このリストの目的は現時点でフーシ派が保有している無人機やロケット、ミサイルを 包括的に分類するだけではなく、その起源を明確化することにあります。
- 各兵器の名称に続く角括弧の数字は、イエメンでの存在が判明した年を示しています(ただし、2014/2015年のフーシ派によるイエメン制圧後に納入・製造された兵器が対象です)。
- 各兵器名の前にある国旗は、当該兵器の出所を示しています。
- 兵器名は可能な限り日本語化しますが、やや不明な場合は英字と併記します(読み方不明の兵器は英字のままです)。
- 外国起源の兵器でアポストロフィーで囲まれた名前は、基本的にフーシ派で用いられている名称です(ただし、イエメン国旗のものは除外します)。
- 複数の派生型がある兵器は、まとめて説明しています。
- 兵器の出所が不明の場合は、そのように表記しています。
- 各兵器名をクリックするとフーシ派で使用されている姿の画像を見ることができます。
無人偵察機
- ハドハッド-1 [2017]
- 「スカイウォーカーX8」"ラセド" または "ラセド-1" [2017] (イランからの供給と思われる)
- Geosun「LiDAR PPK」"ラキーブ" [2022] (同上)
- RQ-11「レイブン」"ラキープ'' (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの)
- サマド-1 [2019]
- メルサド-1 [2021]
- メルサド-2 [2022]
- ナバ [2021]
無人戦闘航空機
弾道ミサイル
対艦ミサイル・ロケット弾
沿岸防衛システム
地対空ミサイルシステム (SAM)
レーダー及び電子光学装備
戦術地対地ロケット弾
戦術地対地誘導ロケット弾
多連装ロケット砲 (MRL)
携帯式地対空ミサイルシステム(MANPADS)
対戦車ミサイル (ATGM)
※ この記事は2022年10月4日に「Oryx」本国版(英語)に投稿された記事を翻訳した
ものです。
- サマド-4 [2021] (2発の無誘導爆弾を搭載)
- 「スカイウォーカーX8」"ラセド" または "ラセド-1" (イランからの供給と思われる) (60mm迫撃砲弾1発を搭載)
- YANGDA「YD6-1000S」 ''ルジュム' [2021] (同上) (最大6発の60mm迫撃砲弾か手榴弾を搭載)
徘徊兵器
- アバビル-2T ''カセフ-1'' [2017]
- アバビル-2T ''カセフ-2K'' [2019]
- サマド-2 [2019]
- サマド-3 [2019] 2種類: (2)
- シハブ [2021]
- シャヘド-136 ''ワーエド'' [2021]
- ハティフ-1 [2021]
- ハティフ-2 [2022]
弾道ミサイル
- OTR-21「トーチカ」 (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの) (枯渇したと思われる)
- R-17「エルブルス( スカッド-B)」 (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもので、ほぼ全てが "ブルカン" へ改修) (同上)
- 火星-5/6 (同上) (同上)
- ブルカン-1 [2016] (内戦前のイエメン軍のストックにあった「スカッド」か「火星」ミサイルを改修したもの) (同上)
- ブルカン-2 [2017] (内戦前のイエメン軍のストックにあった「スカッド」か「火星」ミサイルを改修したもの) (同上)
- キアム-1 ''ブルカン-H2'' [2017]
- キアム-1 ''ブルカン-3 " または "ゾルファガール'' [2019]
- キアム-2 ''ファラク'' [2022]
- ''カシム-2'' [2021]
- ファテフ-110 ''カラール'' [2022]
- ハイバル・シェキャン ''ハーテム'' [2022]
- ガーヘル-1 (内戦前のイエメン軍のストックにあった「S-75」地対空ミサイルシステムの「V-750」ミサイルを転用したもの) (枯渇したと思われる)
- ガーヘル-M2 (同上) (同上)
- バドル-F [2019]
- ナカル [2021] (「バドル-F」の改良型)
巡航ミサイル
- スーマール ''クッズ-351'' [2019]
- スーマール ''クッズ-2'' [2021]
- スーマール ''クッズ-3'' [2022]
- モヒート [2022] (内戦前のイエメン軍のストックにあった「S-75」地対空ミサイルシステムの「V-750」ミサイルを転用したもの)
- ハリージェ・ファールス ''アーシフ'' [2022]
- バフル・アル・アフマル [2022]
- ファジル-4CL ''Faleq-1(ファラク-1の可能性あり)'' [2022]
- P-15「テルミート」''Ro'beige'' (内戦前のイエメン海軍のストックを引き継いだもの)
- P-15M「テルミート」 ''ルベーシュ'' (同上)
- C-801 ''アル・マンダブ-1'' (同上)
- ガーヘル ''アル・マンダブ-2'' [2019]
- S-75 (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの) (一度だけ使用例が記録されている。大部分は「ガーヘル」へ改修) (枯渇したと思われる)
- 9K31「ストレラ-1」 (同上)
- 2K12「クーブ」 ''ファター-1'' (同上)
- R-60M (内戦前のイエメン空軍のストックから引き継いだ空対空ミサイルをSAMに転用したもの )
- R-73E ''サキブ-1'' (内戦前のイエメン空軍のストックから引き継いだ空対空ミサイルを空対空ミサイルをSAMに転用したもの)
- R-27T ''サキブ-2'' (内戦前のイエメン空軍のストックから引き継いだ空対空ミサイルを空対空ミサイルをSAMに転用したもの)
- R-77 ''サキブ-3'' (同上) (実戦配備されたかは不明)
- サッヤード-2C [2018] (実戦配備されたかは不明)
- サクル-1(いわゆる「358」) [2019]
- ミラージ [2022]
レーダー及び電子光学装備
- P-19「フラット・フェイスB」 (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの)
- 1S91「SURN」 (2K12「クーブ」用) (同上)
- サディク [2022]
- ハイダル [2022]
戦術地対地ロケット弾
戦術地対地誘導ロケット弾
多連装ロケット砲 (MRL)
- 63式107mm MRL (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの)
- 「サクル-6」122mm MRL (同上)
- 「サクル-40」122mm MRL (同上)
- BM-21「グラード」122mm MRL (同上)
- BM-21「グラート」122mm MRL(単発型) (内戦前のイエメン軍のストックから引き継いだもの「BM-21」から転用したもの)
- BM-21「グラート」122mm MRL(2連装型) (同上)
- M13「カチューシャ」132mm MRL (枯渇したと思われる) (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの)
- BM-27「ウラガン」220mm MRL (同上) (同上)
- BM-27「ウラガン」220mm MRL( 「スター1466」トラック搭載型) (枯渇したと思われる)
- 220mm BM-27「ウラガン」220mm MRL(単発型) (同上)
- アル・ナジム・アル・タキブ-1 (同上)
- アル・ナジム・アル・タキブ-2 (同上)
- アル・サルファ-3 (同上)
- バドル-1 [2018] 3種類: (1, トラック搭載型) (2, トラック搭載型 ) (3, 地下格納型)
携帯式地対空ミサイルシステム(MANPADS)
- 9K32「ストレラ-2」 (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの)
- 9K34「ストレラ-3」 (出所不明)
- 9K338「イグラ-S」 (同上)
- ミサグ-1 [2022]
- ミサグ-2 [2022]
対戦車ミサイル (ATGM)
- 9M14「マリュートカ」 (内戦前のイエメン軍のストックを引き継いだもの)
- 9M111「ファゴット」 (同上)
- 9M1113「コンクールス」 (同上)
- 9M115「メチス」 (同上)
- 9M133「コルネット」 [2016]
- トゥーサン-1 [2016]
- デフラヴィエ [2016]
- サーエゲ [2017]
- トゥーファン [2018]
※ この記事は2022年10月4日に「Oryx」本国版(英語)に投稿された記事を翻訳した
ものです。