ラベル 一覧 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 一覧 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年10月5日土曜日

"アフリカの真珠" の守護者:ウガンダの軍用車両・重火器(一覧)


著:シュタイン・ミッツアーとヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo

 この記事は2023年8月6日に本国版「Oryx」(英語)に投稿された記事を翻訳したものです。

 過去10年間で、ウガンダは静かに軍の大規模な近代化に着手してきました。この野心的な取り組みの結果として、ロシアから「Su-30MK2」多用途戦闘機、「Mi-28N」攻撃ヘリコプター、「T-90S 」戦車の導入という形で具現化したのです。

 さらに、ウガンダは「ATMOS」155mm自走榴弾砲、「スピアーMk.2」120mm自走迫撃砲、「CARDOM」自走迫撃砲、「ヘルメス 900」 UAVなど、イスラエルの高度な兵器システムにも投資を行ってきました。地上戦力をさらに増強するため、この国は中国から「85-IIM式戦車」と「VN2C」装甲兵員輸送車、北朝鮮から 「M-1991」240mm多連装ロケット砲も調達しています。

 ウガンダの軍事力強化に対する関与は、新しくAFV(装甲戦闘車両)を導入するという域に留まっていません:それらの整備と近代化事業に不可欠なインフラの整備にも向けられているのです。この献身ぶりは、AFV修理工場の設立や、南アフリカとUAE起源の多種多様な装甲車の組み立てを専門とする工場の建設からも見てとれます。こうした動きについて、ウガンダが自国の防衛上の需要を満たすだけでなく、アフリカの防衛市場で商機を探ろうとしていることを示していることは間違いないでしょう。

 機甲戦力のさらなる強化を追求する中で、ウガンダは機甲戦訓練学校の設立で大きな前進を見せています。この中で特筆すべきものとしては、ロシア人教官による訓練が挙げられます。[1]

 装備・整備・訓練の各方面に投資をすることによって、この国は防衛力を向上させ、近隣の地域で想定される作戦上の課題に対処可能な熟練した機甲部隊の育成を目指しているのは一目瞭然です。

  1. この一覧は、現在のウガンダ人民防衛軍(UPDF)及び警察部隊で使用されている全種類のAFVをリストアップ化を試みたものです。
  2. レーダーやトラック、ジープ類はこの一覧には含まれていません。
  3. 各兵器の名前をクリックするとウガンダで運用中の当該兵器の画像を見ることができます。

戦車

歩兵機動車

工兵・支援車両

牽引砲

[1] Museveni Passes Out 60 Russian-Trained Army Commanders: 'You Don't Choose A Season To Fight' https://chimpreports.com/museveni-passes-out-60-russian-trained-army-commanders-you-dont-choose-a-season-to-fight/